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2004年12月19日

古生代(1)-石炭紀(1)-メガネウラ・モニー

 古生代(1)-石炭紀(1)-メガネウラ・モニー

 Cast of an original fossil of a Meganeuridae.

 上野恩賜公園内にある国立科学博物館の上野本館(昭和6年開館)には、メガネウラ・モニー(学名:meganeura monyi)というでっかいトンボの親分の模型が展示してあります。

 なんでも、フランスのコマントリー炭田の古生代石炭紀(約3憶5400万年前〜2憶9000万年前)後期の地層から発見された翅(はね)の化石から、ハーバード大学のカーペンター博士の指導を元に復元された実物大の模型だとか。
 メガネウラ・モニーは別名、ゴキブリトンボとも呼ばれ、今までに見つかっている世界最大の昆虫だそうです。
昆虫綱原トンボ目メガネウラ科に属し、翼長:60cm、体長:70cmもあるお化けトンボで、厳密には、トンボの仲間とは別の進化をした昆虫なんだって。

 こんなのが現在も飛び回っていたら、面白いなあ!

 ちなみに、宮崎駿監督によるスタジオジブリの1984年の作品「風の谷のナウシカ」には、「腐海」と呼ばれる巨大な菌類・苔類・シダ類からなる森とそこに棲む蟲(むし)と呼ばれる巨大節足動物群が出てきますが、その中でも超巨大な王蟲(おうむ)、大王ヤンマ、ウシアブ、ヘビケラなどは、物語とはいえ、メガネウラ・モニーのお仲間だと思うと楽しくなってきますね。

 「風の谷のナウシカ」をまた見てみようかな。

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Posted by 嘉穂のフーケモン at 15:26│Comments(0)古生代
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