2007年01月23日
数学セミナー(12)-相対性理論(3)-特殊相対性理論(3)

Albert Abraham Michelson(1852~1931)
旧暦 12月 5日
羅山忌 江戸時代初期の儒学者で、徳川家康の側近として活躍した林羅山の明暦3年(1657)の忌日。
数学セミナー(9)-相対性理論(2)-特殊相対性理論(2)のつづき
いや~、しばらく冬眠しとったもんで・・・。えっ! もう春ですかいの?
なに~、エルニーニョ現象と地球温暖化による暖冬じゃと??
地球温暖化の影響は深刻で、ある試算によれば、2050年頃には北極の氷が溶けて、海水面が約6m近くも上昇するんだとか。
シカゴ大学古生物学教授デヴィド・ラウプ博士らが「大量絶滅(mass extinction)」と名付けた、約2億5000万年前の古生代ペルム紀末におきた種の絶滅96%もの大規模な生物の絶滅事件も、ロシアの中央シベリア高原に痕跡が残されている巨大噴火が引き起こした地球温暖化によるものだとか。
こりゃ~、真剣に対策ば立てんと、えらいことになりまっせ~!
さて、アメリカの物理学者アルバート・エイブラハム・マイケルソン(Albert Abraham Michelson, 1852~1931)とエドワード・ウィリアムズ・モーリー(Edward Williams Morley、1838~1923)が1881年に行った有名なマイケルソン・モーリーの実験(Michelson-Morley experiment)は、当時、宇宙に充満していると考えられていたエーテルの存在を確かめるために行われました。

波は水を媒質として揺れてエネルギーが伝わり、音波は空気を媒質として揺れてエネルギーが伝わっています。
17世紀以降、力(万有引力)や光が空間を伝わるのはエーテルを媒体としているとの仮説が立てられました。そして19世紀にドイツの物理学者ハインリヒ・ルドルフ・ヘルツ(Heinrich Rudolf Hertz, 1857~1894)によって電磁波の存在が確認されると、電磁波の媒質であるエーテルの存在も否定しがたいものと思われるようになりました。 続きを読む