2005年01月04日
古生代(2)-デボン紀(1)-ダンクルオステウス
ダンクルオステウス(Dunkleosteus)
(旧暦 11月24日)
ダンクルオステウス(Dunkleosteus)は、昨年、NHK教育テレビで放送した、イギリスBBC製作(2003年)の地球ドラマチック『続タイムスリップ!恐竜時代 古代の海へ』(原題:Walking with Dinosaurs Trilogy ; Sea Monsters)に出てきた生き物で、古生代デボン紀の海に君臨したどう猛な大型肉食魚です。
この番組は、「動物学者で探検家のナイジェル・マーヴェンが、数億年を行き来しながら古代の生き物たちに会いにいくという空想ドキュメンタリーで、海を舞台として、どう猛な生き物たちの住むもっとも危険な7つの古代の海を探検する。」といった設定になっています。
しかし、内容は、科学的な研究調査をもとにしてCG(コンピューターグラフィックス)により再現された映像を駆使した興味深くかつスリリングな空想ドキュメンタリーです。
デボン紀(Devonian)は、4億1000万年から3億6000万年ぐらい前までの時代で、イギリス南西部のデボン州で見られるシルル紀(Silurian)の地層と石炭紀(Carboniferous)の地層にはさまれる地層をもとに定められた地質年代で、魚の化石がたくさん含まれていることから、この時代は「魚の時代」ともよばれています。
甲胃魚(Armour Plated Fish)の中でも、無顎魚綱(上下の顎を持っていない魚)より一段進化した板皮魚綱(placoderms)と呼ばれるグループは、頭胸部が硬い甲に覆われ、顎の骨がなた状に露出して歯の役目を果していました。初めてはっきりした顎という構造を持ち、その結果、他の動物を襲って食べる強肉食性という性質を獲得しました。
ダンクルオステウスはその中でも最も大型の魚で、種によっては体長9mに達し、当時の海洋生態系の頂点に君臨していました。
しかし、化石では頭部しか見つかっておらず、最近の復元では、尻尾の形は今日のサメに似ていたと考えられています。
Life restoration of Dunkleosteus.
こんな魚が現在泳ぎ回っていたら、どえらいことでしたね。ところが、新生代第三紀中新世(2600万年〜600万年前)には、メガロドンという体長20m前後の化け物ザメがいたというのですから、地球というのは面白いものですね。
ダンクルオステウスの分類は、魚類-板皮綱-節顎亜綱-パキオステアス目-ディニクティス科となるそうです。
甲胃魚(Armour Plated Fish)の中でも、無顎魚綱(上下の顎を持っていない魚)より一段進化した板皮魚綱(placoderms)と呼ばれるグループは、頭胸部が硬い甲に覆われ、顎の骨がなた状に露出して歯の役目を果していました。初めてはっきりした顎という構造を持ち、その結果、他の動物を襲って食べる強肉食性という性質を獲得しました。
ダンクルオステウスはその中でも最も大型の魚で、種によっては体長9mに達し、当時の海洋生態系の頂点に君臨していました。
しかし、化石では頭部しか見つかっておらず、最近の復元では、尻尾の形は今日のサメに似ていたと考えられています。
Life restoration of Dunkleosteus.
こんな魚が現在泳ぎ回っていたら、どえらいことでしたね。ところが、新生代第三紀中新世(2600万年〜600万年前)には、メガロドンという体長20m前後の化け物ザメがいたというのですから、地球というのは面白いものですね。
ダンクルオステウスの分類は、魚類-板皮綱-節顎亜綱-パキオステアス目-ディニクティス科となるそうです。
古生代(6)-カンブリア紀(2)−カンブリア爆発
古生代(5)−ペルム紀(2)−大量絶滅(2)
古生代(4)−ペルム紀(1)−大量絶滅(1)
古生代(3)−カンブリア紀(1)−三葉虫
古生代(1)-石炭紀(1)-メガネウラ・モニー
古生代(5)−ペルム紀(2)−大量絶滅(2)
古生代(4)−ペルム紀(1)−大量絶滅(1)
古生代(3)−カンブリア紀(1)−三葉虫
古生代(1)-石炭紀(1)-メガネウラ・モニー
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