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2005年04月05日

クラシック(9)−ブラームス(2)−交響曲第3番へ長調

 クラシック(9)−ブラームス(2)−交響曲第3番へ長調

 (旧暦  2月27日)

 達治忌 詩人・翻訳家の三好達治の昭和39年(1964)の忌日。

 「ブラームスはお好き?」と聞かれれば、「はい、大変気に入っちょります。」と答えるしかないほど、このところ、ブラームスが好きになりました。

 モーツアルトもショパンも良いですが、ブラームスの重厚でありながら心に残るメロディや情感は、人生の年輪を重ねた者に受け入れやすいのでしょうかね。
とか何とか言うと、大変人生の紆余曲折を経たような言い方ですが、そんなに年寄りではありまっしぇん。

 フランソワーズ・サガン(1935〜2004)の小説-『ブラームスはお好き』 Aimez-vous Brahms... (1959) でブラームスという名前は知っていましたが、実際聞いてみるとなかなかのもんですね。
 そこで昔、淀川長治氏の日曜洋画劇場で『ブラームスはお好き』を見たような記憶があり、一生懸命インターネットで検索しましたが、そのような映画はありませんでした。

 無いはずです。映画では、『さよならをもう一度』−Goodbye Again 1961年【米】という題名で、監督アナトール・リトバク、往年の名女優イングリッド・バークマン主演、彼女に夢中になる14歳も年下の美しい金持ちの息子シモン役にアンソニー・パーキンスという配役でした。

 映画『カサブランカ』−1942【米】当時のイングリッド・バークマン(1915〜1982)はとてもきれいでしたが、当時46歳の彼女が演じていた39歳のポール役は、ちょっと太めでしたね。

 という前置きはこれくらいにして、この交響曲第3番の第3楽章がこの『さよならをもう一度』の挿入音楽として使われ、大変有名だったとは、60年代後半から70年代半ばにかけて武道一筋にいそしんでいた私「嘉穂のフーケモン」は、ちぃ〜とも知りまっしぇんでした。

 このロマンチックな旋律は、なかなかのものじゃごわさんか。

 ちなみに、この曲のお勧め盤は山のようにありますが、カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による、1988年録音のグラモフォン盤を聞いております。
 カラヤン最晩年の録音であるこの演奏は、まことにスケールが大きく、気力が充実しているそうです。

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Posted by 嘉穂のフーケモン at 23:05│Comments(0)音楽/クラッシック
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