新生代(1)-第三紀(1)-アルシノイテリウム
Arsinoitherium zitteli (アルシノエ2世女王の獣) 英国、ロンドン自然史博物館
地球の長い歴史においては、絶滅した動植物は数え切れないくらいいるのでしょうが、このところ話題になっているのが、カナダ/ブリティシュ・コロンビア州の東端、カナディアン・ロッキーの高地にあるバージェス頁岩層から発見されたバージェス動物群でしょう。
オパビニアとかアノマロカリス、ウィワクシアといった奇妙な動物ほど不思議なものはありません。
新生代/第三紀にも多くの奇妙で興味あふれる動物が絶滅しました。
クジラの進化も、バシロサウルス以降よく分かっていないようです。
東京上野の国立科学博物館の本館1階にも、絶滅した奇妙な動物の化石が展示してあります。
アルシノイテリウムは、約2700万年前の新生代第三紀漸新世(Oligocene)にアフリカに生息していたようですが、詳しいことは分かっていません。
Life reconstruction made around 1920 by Heinrich Harder.
2本の大きな角のような頭骨が興味深いですね。サイの遠い親戚でしょうか。
ちなみに分類は、哺乳綱-獣亜綱-真獣下綱-重脚目-アルシノイテリウム科となるそうです。
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