2008年10月15日
パイポの煙(32)-御名御璽
大日本帝国憲法原本の御名御璽 (ネガ画像)
The signature of Emperor Meiji and the Privy Seal in Constitution of the Empire of Japan (photographic negative) by Wikipedia.
(旧暦 9月17日)
体育の日の早朝、秋風に誘われて何となく、板橋村から帝都を縦断して千代田村の宮城もとい皇居桜田門内の外苑まで、LSD(Long Slow Distance:長距離をゆっくり走る)をしてきました。
皇居と言えば、第92代内閣総理大臣となった麻生太郎氏が9月24日に今上天皇から任命をうけたのは、皇居正殿松の間での親任式(内閣総理大臣任命式)でした。
9月29日、第170国会における所信表明演説は、時代がかったユニークな一節から始められました。
わたくし麻生太郎、この度、国権の最高機関による指名、かしこくも、御名御璽(ぎょめいぎょじ)をいただき、第92代内閣総理大臣に就任いたしました。・・・・・
ところで、御名御璽(ぎょめいぎょじ)とは、日本においては、天皇陛下の署名(今上天皇の諱である明仁)および公印のことで、印文は篆書、角印で「天皇御璽」(2行縦書きで右側が「天皇」、左側が「御璽」)、大きさは方3寸(約9cm)、重量4.5kgの純金製です。
明治7年(1874)、京印章の名匠、安部井櫟堂(1805~1883)が国璽と共に1年をかけて製作したと云います。
国璽の方は、印文が「大日本國璽」(2行縦書で右側が「大日本」、左側が「國璽」)、字体は篆書、3寸(約9cm)四方の角印です。
やはりこちらも純金製です。
さて麻生さんは、我がふるさと、筑紫の国の福岡8区 (直方市、飯塚市、山田市、中間市、遠賀郡、鞍手郡、嘉穂郡)を選挙区としており、飯塚市吉原町には筑豊事務所がありますが、小学校3年生のころに筑豊を離れ、上京して学習院初等科に編入、そのまま中等科、高等科と進学したために、残念ながら我らが嘉穂高校の先輩ではありません。
ということで、嘉穂高校の先輩達に云わせると、「嘉穂じゃなかけんね」と冷たい返事が返ってきます。
しかし麻生さんは、総理大臣になって解散間近の忙しい時期だというのに、わざわざ、東京で行われる関東地区同窓会には出席します。
ものものしい警戒の下、嘉中・嘉穂高等学校関東地区同窓会で挨拶する麻生総理大臣(10月3日)
麻生さんが、嘉穂高校出身だったらどうでしょう。
「広田弘毅(第32代内閣総理大臣、戦後、東京裁判で文官出身者として唯一の絞首刑)以来の福岡出身の総理大臣誕生ばい!」と、上を下への大騒ぎでしたでしょうね。
ま、熱しやすく、冷めやすい、お祭り好きの筑豊の川筋(遠賀川)気質は、一面では、キビキビし、ぐだぐだ言わず、竹を割ったような性格を好み、宵越しの金を持つのは男の恥とする激しい気性ですが、また一面では、涙もろく、義理人情に厚いという処もあり、「よそもんには、なかなか理解でけん」人たちです。
麻生さんは、かつては麻生炭坑を経営した麻生財閥の御曹司で、母方の祖父は戦後の混乱期を復興させる牽引役となった、かの吉田茂首相(1878~1967)という大変毛並みの良い方ですが、「生まれはいいが、育ちは悪い」と本人も言っているように、べらんめえ調の軽妙な語り口と毒舌も織り交ぜた発言をして物議を醸したりしているので、この国家多難なおり、べらべらしゃべらんと、しっかり頑張ってもらいたいものです。
「あんた川筋の男やろが、シャンシャンせんね!」と女性達から怒られないように。
筑豊もんは、男の多弁を何よりも嫌うのだから!
ということで、嘉穂高校の先輩達に云わせると、「嘉穂じゃなかけんね」と冷たい返事が返ってきます。
しかし麻生さんは、総理大臣になって解散間近の忙しい時期だというのに、わざわざ、東京で行われる関東地区同窓会には出席します。
ものものしい警戒の下、嘉中・嘉穂高等学校関東地区同窓会で挨拶する麻生総理大臣(10月3日)
麻生さんが、嘉穂高校出身だったらどうでしょう。
「広田弘毅(第32代内閣総理大臣、戦後、東京裁判で文官出身者として唯一の絞首刑)以来の福岡出身の総理大臣誕生ばい!」と、上を下への大騒ぎでしたでしょうね。
ま、熱しやすく、冷めやすい、お祭り好きの筑豊の川筋(遠賀川)気質は、一面では、キビキビし、ぐだぐだ言わず、竹を割ったような性格を好み、宵越しの金を持つのは男の恥とする激しい気性ですが、また一面では、涙もろく、義理人情に厚いという処もあり、「よそもんには、なかなか理解でけん」人たちです。
麻生さんは、かつては麻生炭坑を経営した麻生財閥の御曹司で、母方の祖父は戦後の混乱期を復興させる牽引役となった、かの吉田茂首相(1878~1967)という大変毛並みの良い方ですが、「生まれはいいが、育ちは悪い」と本人も言っているように、べらんめえ調の軽妙な語り口と毒舌も織り交ぜた発言をして物議を醸したりしているので、この国家多難なおり、べらべらしゃべらんと、しっかり頑張ってもらいたいものです。
「あんた川筋の男やろが、シャンシャンせんね!」と女性達から怒られないように。
筑豊もんは、男の多弁を何よりも嫌うのだから!
パイポの煙(33)−お引っ越しのごあいさつ
パイポの煙(30)−震は四知を畏る
パイポの煙(29)−危急存亡の秋(4)
パイポの煙(28)−危急存亡の秋(3)
パイポの煙(27)−危急存亡の秋(2)
パイポの煙(26)−危急存亡の秋(1)
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