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2005年08月05日

となり村名所あんない(22)−千代田村(7)−交通博物館

 となり村名所あんない(22)−千代田村(7)−交通博物館

 模型鉄道パノラマ運転場

 (旧暦  7月 1日)

 千代田村の神田須田町1丁目25番地にある交通博物館は、大正10年(1921)に鉄道開業50周年記念事業として「鉄道博物館」という名前で開館しましたが、戦後は交通博物館と名前を変え、自動車、船舶、航空機など交通全般(駕籠もあるでよ)に渡って展示してあります。

 私「嘉穂のフーケモン」も、たしか昭和38年の小学校4年生になる春休みに、5年間の根釧原野開拓生活(叔母のところに預けられていたため)に別れを告げて、蝦夷地から懐かしの九州筑豊に戻る途中、お袋に連れて行ってもらった思い出の場所です。

 ところがこの交通博物館は、来年の春で85年の歴史に終止符を打ち、さいたま市に移転して新たに「鉄道博物館」として2007年秋にオープンするのだとか。
 それではぜひ閉館する前に行ってみようと云うことで、暑い最中わざわざ神田まで出かけてきました。
 中の展示は40年以上前とは変わっていましたが、ひときわ目につくのが、模型鉄道パノラマ運転場です。ここには、トンネル、橋梁、ループ線、車両基地、駅舎などの鉄道のいろいろな施設が、およそ80分の1のスケールで再現してあります。そしてその中を、新幹線や特急電車など200両以上のいろいろな列車の模型(16.5mmゲージ)が、集中制御盤により運転され、また交通博物館の女性学芸員による解説もあり、大人でもわくわくしてしまいます。

 在来線では、帝都東京で運転されている各種通勤電車をはじめ、「スーパーレールカーゴ」、「スーパーおおぞら」、「あずさ」、「スーパービュー踊り子」、「成田エクスプレス」、「サンライズエクスプレス」、「北越急行はくたか」などのJRで活躍しているたくさんの列車が走っています。
 
 また、照明を薄暗くして、夜の雰囲気の中で東京発札幌行き寝台特急「カシオペア」などの解説もしています。もちろん模型の街並みや走っている模型の電車も点灯します。

 さらに昔と違うのは、東北新幹線E2系「はやて」、東海道・山陽新幹線700系「のぞみ」や500系「のぞみ」、東北新幹線E4系「Maxやまびこ」+山形新幹線E3系「つばさ」などの新幹線電車も運転されており、在来線の模型電車よりは高速で走り回っている手の込んだ仕組みになっています。

 他にもさまざま大人でも楽しめるものがありますし、入場料も大人310円、小人150円(小人は4才 〜中学生)と安く、なんと敷地内に1日500円で駐車場もあります。
夏休みの穴場的存在で、童心に帰って探検してみるのもいいかもしれませんね。万世橋を渡れば5分ほどで秋葉原の電気街にも行けるので、何かと便利ですよ。

 余談ですが、微かな記憶によれば、5歳の時(昭和33年)に渡った津軽海峡の連絡船には、もうもうと黒い煙をたなびかせている細長い煙突に「工」のマークが入っていましたね。

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Posted by 嘉穂のフーケモン at 17:38│Comments(0)となり村名所あんない
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