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2005年07月19日

アメリカ(6)−アイビーリーグ

 アメリカ(6)−アイビーリーグ

 Harvard college annenberg hall.

 アメリカ(6)−アイビーリーグ

 Yale University Harkness Tower.

 アメリカ(6)−アイビーリーグ

 Princeton University Chapel.

 アメリカ(6)−アイビーリーグ

 College Hall, which inspired the Addams Family mansion, and a Benjamin Franklin statue in front.

 (旧暦  6月14日)

 2ヶ月ほど前の新聞に、服飾デザイナーの石津謙介さんが死去したという記事が載っていましたが、石津さんと言えば、「VAN」の創始者で、ボタンダウンのシャツや綿パンという「アイビールック」で一世を風靡した人でした。

 「アイビールック」というのは、米国東部の名門大学群「アイビーリーグ」の学生ファッションをヒントにしたそうですが、髪型も「アイビーカット」にし、綿のホワイトソックスに靴はリーガルのローファと、なかなかおしゃれに決めて東京の大学生活をエンジョイしている先輩もたまにいて、学生服に朴歯の下駄を履いて学校に行っていた私「嘉穂のフーケモン」にとっては、違う世界の人、例えば慶應ボーイや青学、立教のシティボーイと云ったイメージでした。

 残念ながら早稲田は、私と同様バンカラな友人が多く進学し、情熱はあるが野暮ったい(ダサイ)というのが、早稲田のイメージでした。もちろん、今どきの早稲田の学生さんは、とってもスマートなんでしょうけども・・・・

 さて米国東部の「アイビーリーグ」(Ivy League)は、8つの私立大学からなっていますが、設立が旧い順番に並べると、以下のようになります。

 1.ハーバード大学 (Harvard University)、1636年、マサチュセッツ州
 2.イェール大学 (Yale University)、1701年、コネチカット州
 3.プリンストン大学 (Princeton University)、1746年 、ニュージャージー州
 4.ペンシルバニア大学 (University of Pennsylvania)、1751年 、ペンシルバニア州
 5.コロンビア大学 (Columbia University)、1754年、ニューヨーク州
 6.ブラウン大学 (Brown University)、1764年、ロードアイランド州
 7.ダートマス大学 (Dartmouth College)、1769年、ニューハンプシャー州
 8.コーネル大学 (Cornell University)、1865年、ニューヨーク州
 アメリカ(6)−アイビーリーグ

 Low Memorial Library at Columbia University NYC.

 アメリカ(6)−アイビーリーグ

 Brown University University Hall.

 アメリカ(6)−アイビーリーグ

 Dartmouth College Baker Library.

 アメリカ(6)−アイビーリーグ

 Cornell University Sage Chapel .

  
 なかなかの名門揃いで、多くの著名な人物が卒業していますが、この「Ivy League」、Ivyは蔦だから、「みんな旧くて蔦が絡まっているからか」と思っていたら、フリー百科事典に次のような記載がありました。

 もともと彼らは自分たちを「varsity(正選手、レギュラー)同士の」という意味で「inter-varsity」、それを略して「I-V-Y」と呼びあっていたが、1930年代にニューヨークの新聞記者が「IVY」(植物のつた)と表記して報道したことでアイヴィー・リーグという呼称が定着した。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 
 なるほど、それならば「補欠同士の」と謂う意味は「inter-substitute」または「inter-reserve」とでも謂うのでしょうか。略して「ISE」or「IRE」?
ちなみに、ireは「憤怒.」を意味するので、補欠で怒っている状態かな・・・
 
 Harvard Universityについて云えば、Harvard Business School(HBS、経営学大学院)、Harvard Law School(HLS、法科大学院)、John F. Kennedy School of Government(KSG、行政・政治学大学院)、Harvard Medical School(医学)などの専門職大学院があり有名ですが、アメリカに留学してHarvard Business SchoolでMBA(Master of Business Administration; 経営学修士)を取得することなど、夢のまた夢、憧れの対象でした。
 
 もう30年以上も前に「ハーバード・ビジネス・スクールにて」(土屋 守章著 中公新書)という本が出ていますが、それによると、「学生は2年間でケースと呼ばれる数十頁の分厚い教材を一千冊も読まなければならない。しかも討論に積極的に参加しなくてはならない。・・・」とありますが、生半可な勉強じゃとっても追いついていかないのが、アメリカの大学、特にHarvard Universityに代表されるBusiness Schoolの特徴なんですね。

 日本の大学で良かった!

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Posted by 嘉穂のフーケモン at 09:05│Comments(0)歴史/アメリカ
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