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2005年01月16日

アメリカ(1)−禁酒法

 

 Removal of liquor during prohibition.

 (旧暦 12月 7日)

 大正9年(1920)1月16日、あの悪名高き「禁酒法」が施行されました。
   
 この「禁酒法」、正式には、「アメリカ合衆国憲法修正第18条」およびその細則を定めた法律「ボルステッド法」(起草者の名前にちなみ)といいますが、「禁酒法」という日本語がそもそも正しい訳ではないということらしく、正確には「酒類製造・販売・運搬等禁止法」と訳すべきで、飲酒を禁止する法ではなく、むしろ酒類に携わる人々を廃業にに追い込む為の法律であったといわれています。

 当時は清教徒(ピューリタン)主義の影響が強く、20世紀初頭でも18州でいわゆる「禁酒法」が実施されていましたが、この日の施行により全米に法的規制が及びました。
 しかし、密造酒による健康問題や、密造、密売によって巨大な利益をあげるアル・カポネを始めとするマフィアの勢力拡大を助長するだけで飲酒の抑制にはならず、昭和8年(1933)2月に撤廃されました。

 昔のアメリカテレビドラマで、1930年代の禁酒法下のシカゴを舞台にした、ギャングのボス、アル・カポネと財務省特別捜査官エリオット・ネスとの闘いを描いたとっても有名な「アンタッチャブル(The Untouchables)」というのがありました。

 シカゴの街では、警官、検事、判事 、役人、陪審員の多くがカポネに買収され牛耳られていましたが、隊長エリオット・ネスとその部下は決して買収されることはなく、敢然とカポネに立ち向かったため、新聞は彼らに「買収出来ない奴等」=「手出し出来ない奴等 」=「アンタッチャブル(untouchables)」の称号を与えたというような内容でした。

 ちなみに、カポネは昭和6年(1931)脱税容疑で摘発され、懲役11年という判決が言い渡されますが、服役して模範囚で7年で仮釈放され、その後昭和22年(1947)1月25日、病気のため亡くなりました。

 ギャングとしては以外にも、畳の上で死ねたというところですね。

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Posted by 嘉穂のフーケモン at 14:57│Comments(0)歴史/アメリカ
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