2005年01月13日
中生代(2)-白亜紀(2)-スー(Sue)(2)
Sue from the side.
(旧暦 12月 4日)
白亜紀(1)-スー(Sue)(1)のつづき
化石の所有権をめぐり、ラーソン所長と土地所有者のウイリアムズ、スー族、連邦政府が争った裁判は、1993年4月に決着し、スー(Sue)はウイリアムズの土地の一部とみなされ、所有権はウイリアムズと内務省(U.S. Department of Interior)インディアン関係局(Bureau of Indian Affairs)の双方に帰属するとの判決が下りました。
その後、内務省インディアン関係局は、ウイリアムズに化石の売却を認め、2年後に競売商サザビーズが仲介を申し出て、オークションに出品されることになったのです。
スー(Sue)は、これまでに見つかった22体のティラノサウルスの化石の中で最も大きく、体長12.8m、腰までの高さは約4m、頭骨の長さは1.535m、頭骨の重量272kg、生存時の推定体重は約7t、全身骨格のほぼ90%が発見されており、ティラノサウルスが生息していた北米西部で見つかった化石としては、もっとも完全な形をとどめています。
米シカゴの有名なフィールド自然史博物館(The Field Museum of Natural History)(1893年設立)の館長ジョン・マッカーターは、長年同館を支援してきたハンバーガー・チェーンのマクドナルド社やウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート社等の資金援助を受けて、結局、760万ドル(手数料を入れると836万ドル)で落札し、スー(Sue)のシカゴ行きが決まりました。
フィールド自然史博物館では、スー(Sue)のため 「Sue at The Field Museum」(http://www.fieldmuseum.org/sue/)というサイトを作成し、より詳しい情報を発信しています。
興味のある方は、見学に出かけてください。
また、スーの全身骨格標本の正確なレプリカが2体作られ、マクドナルドがスポンサーになって2000年の夏から秋にかけ、米国内の博物館で巡回展示されています。
ぜひ日本にも来ることを期待して、この項を終わります。
再見
フィールド自然史博物館では、スー(Sue)のため 「Sue at The Field Museum」(http://www.fieldmuseum.org/sue/)というサイトを作成し、より詳しい情報を発信しています。
興味のある方は、見学に出かけてください。
また、スーの全身骨格標本の正確なレプリカが2体作られ、マクドナルドがスポンサーになって2000年の夏から秋にかけ、米国内の博物館で巡回展示されています。
ぜひ日本にも来ることを期待して、この項を終わります。
再見
中生代(9)−三畳紀(1)−三重層序
中生代(8)−白亜紀(5)−エウオプロケファルス
中生代(7)−ジュラ紀(1)−魚竜
中生代(6)−三畳紀(2)−ヘレラサウルス
中生代(5)−三畳紀(1)−エオラプトル
中生代(4)−白亜紀(4)−恐竜の絶滅(2)
中生代(8)−白亜紀(5)−エウオプロケファルス
中生代(7)−ジュラ紀(1)−魚竜
中生代(6)−三畳紀(2)−ヘレラサウルス
中生代(5)−三畳紀(1)−エオラプトル
中生代(4)−白亜紀(4)−恐竜の絶滅(2)
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