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2007年07月07日

となり村名所あんない(29)-江東村(1)-旧商船学校

 

 東京海洋大学越中島キャンパス構内の明治丸

 (旧暦  5月23日)

 照りもせぬ曇りもせぬ 春のおぼろ月
 いたずらに去り行く 人生の春を嘆く
 乙女ならずも耳を傾けて 聞くであろう
 さらば歌わん我等が唄を 白菊の歌
 
 かすめるみ空に消えのこる おぼろ月夜の秋の空
 身にしみわたる夕風に 背広の服をなびかせつ

 紅顔可憐の美少年が 商船学校の校内の
 練習船のメンマスト トップの上に立ち上り

 故郷の空を眺めつつ ああ父母は今いずこ
 我が恋人は今いかに 少年左手(ゆんで)に持つものは

 月の光に照らされて 傍(かたえ)の友に語るよう
 もとこのものは故郷(ふるさと)の 外山(とやま)のかげに咲き残る

 後(おく)れ咲きたる白菊を 吾れ故郷(ふるさと)を出(い)づる時
 君が形見と贈られし 真心こめしこのしおり

 海山遠くへだつとも 彼が形見を思い出(い)で
 朝な夕なにながめつつ いわんとすれど悲しやな

 (旧商船学校 白菊の歌)


 旧商船学校の白菊の歌は有名な歌で、私「嘉穂のフーケモン」も若かりし頃あこがれて歌っておりましたが、お袋から「商船学校だけはだめだ」と大反対され、やむなく札幌の農学校に進路を変更した懐かしい思い出があります。  続きを読む

Posted by 嘉穂のフーケモン at 23:00Comments(0)となり村名所あんない