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2007年04月25日

歳時記(14)-春(2)-Shakespeare Day

 

 The Chandos portrait, popularly believed to depict William Shakespeare.

 (旧暦  3月10日)

 4月23日はかの有名なイギリスの劇作家ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare、洗礼日1564年4月26日~1616年4月23日)の誕生日とされ、この日にShakespeare関係の記念行事が世界の各地で行われることが多いようですが、実際には4月26日に洗礼を受けたと伝えられるのみで、誕生日は後の創作であると考えられているようです。

 ということで、皆さま、お久しゅうございます。どげんしよんなさったですか?
私「嘉穂のフーケモン」も長い長い拘束から解放されて自由の身となり、春の到来を喜んでいるひとりでございます。

 Shakespeareに対する讃歌は古からひじょうに多く、1623年のThe First Folioに掲載された17世紀のイギリスの劇作家、詩人Ben Jonson (1572~1637)の詩を初めとしており、また、18世紀のイギリスの随筆家、詩人、作家James Henry Leigh Hunt (1784~1859)には、‘Shakespeare’s Birthday’というエッセイがあり、情熱的な讃辞と共に、あらゆる階層の人がこの日を祝うべきだとして、その祝い方まで述べているようです。

 ところでThe First Folioは、Shakespeareの戯曲をまとめて出版した最初の作品集で、正式な題名は、"Mr William Shakespeare's Comedies, Hitories and Tragedies"、当時の価格は1£(pound)で現在の日本円の貨幣価値では23,000円程度だったそうです。

 Paradise Lost(『失楽園』 1667)で有名なイギリスの17世紀の詩人、John Milton (1608~1674)にも、‘ On Shakespeare’という詩があります。  続きを読む

Posted by 嘉穂のフーケモン at 22:55Comments(0)歳時記