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2006年08月27日

天文(5)−冥王星

 

 Pluto

 (旧暦閏 7月 4日)

 益軒忌 江戸時代前期の本草学者、儒学者で筑前黒田藩士貝原益軒先生の正徳4年(1714)の忌日。藩命により「黒田家譜」を編纂し、また藩内をくまなく調査して「筑前国続風土記」を編纂した。

 主な著書に「大和本草」、「菜譜」、「花譜」といった本草書、教育書の「養生訓」、「和俗童子訓」、「五常訓」、思想書の「大擬録」など数多くの著作を残している。

 冥王星(Pluto)は、可愛いそうでんなあ〜。

 つい先日の8月17日の新聞各紙では、「太陽系の惑星がこれまでの9個から一気に3個増え、12個になる可能性がでてきた。・・・」と報道されていたのに、24日になって国際天文学連合(IAU)は惑星の新しい定義について採決し、太陽系の惑星を水星(Mercury)、金星(Venus)、地球(Earth)、火星(Mars)、木星(Jupiter)、土星(Saturn)、天王星(Uranus)、海王星(Neptune)の8個として冥王星(Pluto)を惑星から外す案を賛成多数で可決してしまいました。

 「いったいどないなってんのや?」と思ったよゐ子の皆さんも大勢いらっしゃったことでせう。

 「惑星(Planet)」って一体どのようなものを指すのでしょうか。
そもそも英語のplanetという言葉は、ギリシア語の「彷徨うもの」を語源としているそうですが、地球から見ると、外惑星(火星、木星、土星、天王星、海王星)は空を移動しながら定期的に移動方向を変えるように見えます。
 この見かけの逆行運動は古代の天文学者を悩ませ、このことがplanet という名前の由来の一つとなっているとのことです。

 古代の中国では行星、日本では遊星とも呼ばれ、惑星という言葉も、惑うような動きから来ているとのことです。
 そういえば遙かな昔の昭和の御代に、「遊星王子」というヒーローもいましたねえ。

 さて、24日に国際天文学連合(IAU)によって定義された惑星の定義は、次のようなものです。

 The IAU...resolves that planets and other bodies in our Solar System be defined into three distinct categories in the following way:
 国際天文学連合は、我々の太陽系に属する惑星およびその他の天体に対して、以下の3つの明確な種別を定義する:

 (1) A "planet" [1] is a celestial body that: (a) is in orbit around the Sun, (b) has sufficient mass for its self-gravity to overcome rigid body forces so that it assumes a hydrostatic equilibrium (nearly round) shape, and (c) has cleared the neighbourhood around its orbit.

 1. 惑星(注1)とは、
 (a)太陽の周りを回り、
 (b)十分大きな質量を持つため、自己重力が固体に働く他の種々の力を上回って重力平衡形状(ほとんど球状の形)を有し、
 (c)その軌道の近くでは他の天体を一掃した
 天体である。
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Posted by 嘉穂のフーケモン at 20:07Comments(0)天文