2005年07月05日
日本(18)−帝都東京
皇居正門(旧西の丸大手門)
(旧暦 5月29日)
榮西忌 京都の建仁寺を建立した、鎌倉時代の僧で日本臨済宗の開祖・榮西の健保3年(1215)の忌日。
朕今万機ヲ親裁シ億兆ヲ綏撫(すいぶ)ス、江戸ハ東国第一ノ大鎮四方輻湊(ふくそう)ノ地、宜シク親臨以テ其政ヲ視ルヘシ因テ自今江戸ヲ称シテ東京トセン是朕ノ海内(かいだい)一家東西同視スル所以ナリ、衆庶(しゅうしょ)此意ヲ体セヨ
明治以降の近代日本における法令資料、特に現在では調べにくい戦前・戦中の詔勅および法令を中心にその全文を紹介している『中野文庫法令集』によれば、明治新政府は慶應4年7月18日(明治と改元は9月8日)、「東京奠都(てんと)ノ詔」を発しました。
この詔(みことのり ; 天皇の名において発せられた命令)により、江戸の町奉行支配地域を管轄する東京府が設置され、帝都東京が誕生しました。 続きを読む