2005年06月29日
食べ物散歩(2)−鰻のまんまる(池袋)
うな丼々(二匹丸ごと) 1,800円
(旧暦 5月23日) 廉太郎忌 「荒城の月」「花」などで知られる作曲家滝廉太郎の明治36年(1903)の忌日。
石麻呂に我れ物申す夏痩せに よしといふものぞ鰻(むなぎ)捕り食せ
(巻16 3853 大伴家持)
鰻の胸のあたりが淡黄色(天然物ですぞ)なので、「むなぎ」から転じて「うなぎ」となったという説もありますが、「む」は「身」を意味し、「なぎ」は「長し(長い)」の「なが」からとする説が有力とされているようです。
時代小説「鬼平犯科帳」や「剣客商売」などで有名な故・池波正太郎氏(1923〜1990)は食通としてしても知られていますが、池波氏のエッセイに「むかしの味」というのがあります。 続きを読む