2005年06月16日
日本(17)−和気清麻呂
(旧暦 5月10日)
和気清麻呂さん(733〜799)は、戦前は十円札の肖像として帝国臣民に親しまれていた存在でしたが、戦後は民主国家日本のお札に登場することはなく、今は皇居の大手濠の一角(一ツ橋1丁目)で静かに、通り過ぎる人々を見守っています。
こらっ、そこの外人!なんばしよっとか!
清麻呂さんは、たびたび十円札の肖像になっていますが、その種類は6種類くらいあるようです。
1. 裏猪十円 明治32年(1899)10月から昭和14年(1939)3月
2. 左和気十円 大正 4年(1915) 5月から昭和14年(1939)3月
3. 和気十円一次 昭和 5年(1930) 5月から昭和21年(1946)3月
4. 和気十円二次 昭和18年(1943)12月から昭和21年(1946)3月
5. 和気十円三次 昭和19年(1944)11月から昭和21年(1946)3月
6. 和気十円四次 昭和20年(1945) 8月から昭和21年(1946)3月
昔の十円といったら、今の貨幣価値にしていくらくらいになるのでしょうかね。特に明治32年(1899)発行の最初の「裏猪十円」と呼ばれる十円札には、裏に猪がデザインされています。 続きを読む