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2005年05月03日

北東アジア(10)−五・四運動(1)

 

 関東州(1921発行)

 (旧暦  3月25日)

 明治38年(1905)9月に締結されたポーツマス条約(日露講和条約)には、ロシアは関東州(旅順・大連を含む遼東半島南端部)の租借権を日本へ譲渡するという項目が含まれていましたが、 この関東州租借地は大正12年(1923)に中国に返還しなければならないことになっていました。

 また、ロシアが自ら施設した東清鉄道の内、旅順−長春間の南満州支線(772㎞、1903年1月に完成)と、付属地の炭鉱の租借権を日本へ譲渡する項目も含まれていましたが、この南満州支線(1906年からは南満州鉄道株式会社)のうち安奉線(日露戦争中に物資輸送のために日本が建設した安東〜奉天間の鉄道)は大正12年(1923)に、その他の鉄道は昭和14年(1939)に、中国からの買い取り請求があれば、それに応じなければならない義務がありました。  続きを読む

Posted by 嘉穂のフーケモン at 20:00Comments(0)歴史/北東アジア