2005年05月01日
板橋村あれこれ(10)−二輪草
ニリンソウ 学名:Anemone flaccida
(旧暦 3月23日)
ニリンソウは、昭和55年(1980)に板橋村の花に指定されました。
この花は村内の林の中にごく普通に自生していましたが、戦後の都市化により自生する環境がほとんど失われたため、かつての武蔵野の自然を偲び、残された自然地を未来への貴重な財産として継承していくために、村の花に選ばれました。
キンポウゲ科イチリンソウ属に分類され、学名はAnemone flaccida、北海道から本州、四国、九州地方の山野湿ったところに群生しています。
1本の茎から通常2個の花が咲き、花期は4〜5月で、若芽は食べられますが、しばしば野生の「トリカブト」の葉と誤認され中毒事件を起こしています。
1本の茎から2個の花が咲くことから「二輪草」と名付けられていますが、実際には3個以上の花がつくこともあるようです。 続きを読む