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2005年02月01日

新生代(2)-第三紀(2)- パキケタス・アトッキ

 

 パキケタス・アトッキ (国立科学博物館)

 (旧暦 12月23日)  

  碧梧桐忌、寒明忌

 約5500万年前から3400万年前の第三紀始新世(Eocene)のころ、現在のスペインからインドネシアにかけて、浅い海が広がっていました。この海は、ギリシャ神話の女神の名前をとって「テチス海」と呼ばれています。

 この浅く暖かい海は豊かな栄養をはぐくみ、魚が豊富でした。
さらには、恐竜時代に海を支配していたプレシオサウルス(Plesiosaurus)やモササウルス(Mosasaurus)、その他の大型の海生爬虫類が絶滅した後には、大型捕食者の席が空いていたこともあり、一部の哺乳類は海に帰って行きました。

 昭和54年(1979)、ミシガン大学の古生物学者ギンゲリッチ(Philip Gingerich)博士のチームは、パキスタン北部のヒマラヤ山麓で奇妙な化石に出会いました。  続きを読む

Posted by 嘉穂のフーケモン at 21:48Comments(0)新生代